2004.07.07〜10 富良野・層雲峡・支笏湖

1日目 新千歳空港〜定山渓温泉

2日目 富良野・美瑛・層雲峡温泉

3日目 層雲峡・支笏湖・地獄谷・登別温泉

4日目 地球岬〜新千歳空港

<最初に>
航空券・宿泊券・レンタカーがセットになっている、フリープランを利用して、夫と行って来ました。

1日目<7月7日>

伊丹空港(大阪)
暑い!
34度、じっとしているだけで汗が出てくる大阪から、
午後の便で出発しました。
(ガラス越しに撮影したので、私の影が映っています)

新千歳空港 定刻通り16:45着
10度くらいの気温差があるはずだけど、さほど寒くない。
でも、飛行機の中で羽織っていた薄手のカーディガンはそのまま着ていました。

レンタカー会社に乗って行くと、
用意してあった車は、『三菱コルト』
新車で、きれいだけど、ちょっと不安…
なにしろ、今話題の三菱車なので(^^;)
「寒冷地特別仕様車」だそうです(@_@;)
カーナビ付きです。
初めてでしたが、操作は簡単、
タッチパネル式で、電話番号を入れるだけで、
目的地まで案内してくれるスグレモノでした。

カーナビって、目的地まで道案内はもちろん、
所要時間、到着予想時間、高速道路を利用する場合はその料金まで、
ばっちりわかるんですね、感激しました。
しかも到着予想時間は、道路事情に合わせて刻々と変わっていきました。

曲がり角が近づくと音声で知らせてくれるし、
しばらく1本道が続くと「この先○○メートル、道なりです」の案内。
道なり、って便利な言葉だと思いました(笑)

定山渓ホテルに宿泊
建物が古い、というのが第一印象。

食事はバイキングでしたが、食べたいものがいっぱい用意してありました。
ツブ貝(サザエみたいな味でした)、とってもおいしいカニ汁、アツアツのじゃがバター、
その他いろいろ…
この旅で太ることは間違いなさそうです(笑)

お風呂は、とにかく広い!!無駄に広い?!
体育館のような広さのところに、お風呂が6〜7個もありました。
すべり台の付いているのもあったし、露天風呂はジャグジー。
でも、こんなに広いお風呂には1人で入るより、友人と一緒の方が楽しそうです。

2日目<7月8日>
5時に起きて、まず温泉にはいりました。
空を見ると雲が垂れ込めて、灰色一色でした。晴れそうにない…

テレビで地方局の天気予報を見ると、最低気温は18度、最高気温は23度。
アナウンサーが「湿度が高いからムシムシしてますね」「そうですね」と言うので、びっくり〜!
関西と比べると、この程度でムシムシと言うなんて信じられない(笑)

2日目か3日目、どちらか晴れた日に富良野へ行こうと思っていましたが、
明日の天気も望めそうにないので、この日に富良野へ行くことに決めました。

あこがれの富良野到着

JR富良野駅
今回の旅行は、ガイドブックを参考にしました。
「富良野駅前の案内センターに行くように」と
書いてあったので、素直に行ってみましたが、
さほど詳しい地図をもらえるワケでもなかったです。

(事故多発地帯などの注意が書いてありました。)

インターネットという便利なものがあるにもかかわらず、
なぜか、ガイドブックに固執してしまって、
今回は、実はこれで失敗したことがあります。
(後で書きます)

五郎の石の家
「北の国から」で、黒岩五郎が住んでいたところ。
ここに来ることができて、本当に嬉しかった!!
ドラマは途中からしか見ていませんでしたが、
この家で五郎が生活していたシーンはよく覚えています。
羊もいました。

以前は敷地内には入れなかったそうですが、
今は、家のすぐ近くまで行くことができました。

お風呂の炊き口に薪 中にも石を積んで作ったお風呂 家の中には遺書を書いた半紙や筆が机の上にありました。
「五郎の石の家」の横にも
ラベンダーがありましたが、
まだあまり咲いていませんでした。
牧草ロール
〜「五郎の石の家」のすぐ近くにて〜

刈った牧草を丸めて、
冬になったら家畜の餌になります。

北海道を走っているとあちこちで見ることができ、
北海道らしい風景だと思っていましたが、
こんなに近くで見られるなんて感激!

   
麗郷(ろくごう)展望台
登る途中で「五郎が熊に会ったところ」など、ロケ地の説明看板を見つけ、楽しかったです。
あまり高くない展望台だけど、誰もいなくて、
しばらくの間、麗郷一帯の景色を
独占することができました(笑)
展望台は農地の一角にあり、
広い畑は遠くまで続いていました。
 
彩香(さいか)の里
広いですね〜!
下から見上げるのもよかったけど、こうして見下ろすと、
富良野の景色も見られて、とてもよかったです。
ただ、この曇り空がどうもいけませんね〜
霧のような細い雨が降り出して、暗い雰囲気になってしまっています。
この後に行った「ファーム富田」より
観光客が少なくて、
ゆっくり見ることができました。

ここもそうですが、
北海道はほとんどのところでは
駐車料金がいらないので、嬉しいけど、
ここではお土産も何も買っていないので、
なんだか申し訳ない気持ちです。

ファーム富田
とても有名で人気のあるラベンダー農園。
この広さ、美しさには脱帽です。本当にこの時期の北海道に来てよかった!
ラベンダーもいいけど、こちらもキレイでした。

(失敗1)
私がデジカメの撮影に失敗して、
これはフィルム式カメラで撮ったものを
スキャナーしたので、かなり画質が悪いです。

本当はもっとキレイで可愛いかったです。
う〜〜、失敗が悲しい(>_<)

←ラベンダー味(?)
すっきりした甘さです。
色もとってもキレイ〜!

 夕張メロン味→
(4日目に食べました)

 

美瑛
ケンとメリーの木
(失敗2)
上の方で、
「ガイドブックに固執してしまって、 今回は、実はこれで失敗したことがあります。」
と書きましたが、失敗というのは、美瑛の地理を調べてなかったことです。
ガイドブックに「観光案内所に行くと詳しい地図がもらえる」とあったので行ってみると、
「セブンスターの木」や「親子の木」などは点在していて、
いろいろな農道を探しながらでないと行けないことが、現地に行って初めてわかりました。

今日は、朝5時に起きて8時出発。
数時間かけて富良野に着いてゆっくりし、美瑛に着いた時はもう4時半でした。
このあと、層雲峡温泉(宿泊地)まで行くことを考えると、
地図を調べて美瑛を走り回るような体力も気力もなくなっていて、
結局「ケンとメリーの木」だけを探し、あとは「パッチワークの路」らしき所を走りました。
インターネットで、前もって調べておけばよかったです…

他のどの木よりもこの「ケンとメリーの木」が見たかったので、
それだけは叶えられてよかったです。
中学生の頃「ケンとメリーのスカイライン」のCMにあこがれていましたから(笑)
もう何十年もたっているのに、この木はずっと愛されているんですね。
思っていたよりもずっと大きな木で驚きました。

景色のどれを見ても「パッチワークの路」に見えました(笑)
助手席は本当に特等席でした♪

 
層雲峡温泉「湯元 銀泉閣」に宿泊
思っていたよりも早く着くことができました。
これなら、もう少し美瑛で
ゆっくりすることができたかも…?
いえいえ、もう若くないので、
これくらいの行程が正解でしょう(笑)

のんびりお部屋食をいただきました。

温泉は、他に誰も入っていなくて私一人でした。
露天風呂でぼ〜っとしてから、ジャグジーのお風呂にはいりました。
噴出す泡の勢いがすごくて、マッサージ効果抜群と思われました。

3日目<7月9日>

層雲峡
「銀河・流星の滝」を訪れる人は多く、
写真を撮る順番待ちが大変でした。
道央自動車道 音江PA
層雲峡を出て、札幌方面に走っている間、
休憩に立ち寄ったところです。
道路の気温表示板は必ず見ていましたが、
この音江PA付近の気温が今までで1番低くて16度。
しかも風速6mでした(それまでは1〜2m程度)。

北海道に来てから初めて「寒い!」と感じました。
(それまでは「涼しい」でした)
風が強いと体感温度が下がる、と実感しました。
でも、こんなに風が強く寒いのは、このあたりだけでした。

 
支笏湖
ここは北海道で唯一、駐車料金410円を支払ったところ(笑)
最大水深は2番目の深さで、透明度も18mというので、
半周30分の湖上遊覧船に乗ってみましたが、透明度は岸で見た方が実感できました。
いつもは見えるという山も、悪天候のため見えませんでした。
遊覧船を降りてから、野鳥の森の近くまで散策してみました。
苔の洞門も行ってみたかったけど、熊が出るかもしれないと聞いて、コワイ!やめた(笑)

地獄谷
登別温泉街に入ると、目に入るのが「大きな鬼」と、「熊牧場」の看板。
ドリフの「♪ババン・バ・バンバンバ〜ン」の楽しいフレーズを思い浮かべていたけど、
実は登別温泉って怖いところ? しかもこれから行くのは「地獄谷」…

「地獄谷」を見て、今晩寝られなかったらどうしよう、と思っていましたが(笑)、
怖いのは名ばかりで、淡い色の地肌の山から湯気が上がっている様子は
とても優しいイメージでした。
あたり一面、温泉独特のにおいがしていました。

登別温泉「登別 石水亭」に宿泊
本館と別館2つを構える大きなホテルで、その3ヶ所のお風呂に自由に行ってもよいとのことなので、
夜2回と翌朝1回で、3ヶ所を回りました。
夫はそこまでするか?と言ったけど、もちろん3ヶ所とも行かないともったいない!(笑)
ぬるめで本当にいいお湯でした。ゆったりと過ごせてよかったです。

4日目<7月10日>

今日は最終日。
朝から濃い霧が発生。
視界が悪く、ライトを点けて
豊かな原生林の中を走りました。

北海道の木はどこも本当に大きい。
大地が広いと木ものびのび育つのでしょうか。
ここは舗装してない道で、しかも他の車が走っていないので、
「カーナビ、正しいかな?」と少し不安になりました(^^;)

 
地球岬
室蘭市は、それまで見た北海道の街とは大きく違い、工場が立ち並んでいました。
地球岬は、「北海道の自然100選」で第1位に選ばれたことがあるほどの絶景で、
ツアーでは滅多に行けないところらしいので、
どうか霧が消えて、地球(水平線)が丸く見えますように〜!
と、願っていたけど、残念ながら水平線は見えませんでした(右の写真)。
水平線どころか、この後、目の前の灯台さえも霧の中に隠れてしまいました。
 
新千歳空港
レンタカーの4日間の走行距離:842キロ

レンタカーを返して、新千歳空港へ送ってもらうバスの中で、
空港が濃霧で大変だという話を聞きました。

新千歳空港では、濃霧のために飛行機が着陸できず、
上空で旋回しているのが何機もいるとか、
または予定変更して旭川空港に行ったのもあるらしいです。
もしかして、私たちの飛行機も飛べないかもしれない?

そんなごった返した空港で、夫が二つ折りの財布を拾いました。
中身を見たら札入れにお金が1枚も入ってなくて、どうやら先に見つけた人が中身を抜いたあとのようでした。
さて、この財布をどうするか?
正直に持って行って、お金を抜き取ったと疑われて、ここで足止めされても困ります。
でも、このまま置き去るのもどうかと思う…。

結局、近くの総合案内所に届けました。
警備員さんが来て、一緒に中身をチェックしたそうです。
小銭の他に保険証その他多数のカードが入っていたそうなので、やはり届けてよかった。
疑われることは、全くなかったそうです。

飛行機は、定刻通り離陸しましたが、飛び上がるとすぐに霧の中に突っ込みました!!

さて、ここはどこでしょうか?
…正解は
羽田空港です。

直行便が満席だったので、
新千歳→羽田→伊丹空港、と乗り換えることになりました。
最初は面倒だな〜と思ったけど、私は羽田空港は初めてで、
上空から東京をながめるのも初めてでした。
窓側の席でよかった♪

わずか1時間の羽田滞在でした(笑)
夕方には、無事に大阪に着きました。

<最後に>
美瑛のことをよく調べて行かなかったり、
デジカメの操作を間違ったり(初期設定がマクロに変わっていたことに気が付かなかった)、
いろいろと失敗はありましたが、とりあえず、夫婦ゲンカしなくてよかったです(爆)
夫が「富良野、富良野と騒ぐ気持ちがよくわかった」と言ってくれたのが、嬉しかったです。

北海道に梅雨はない、と信じていたのに、現実はまるで梅雨空のような4日間でした。
もちろん快晴なら、もっといい景色に出会えたかもしれないけど、
不思議とがっかりした気分ではなくて、とても満足しています。

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